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Data 360 リアルタイムID解決とは

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🍀 Data 360 リアルタイムID解決とは

リアルタイムID解決とは、 Webサイトやアプリなどから行動データが送信された際に、 そのデータがどの顧客に関するものかを即時に判定する仕組み です。

通常のID解決では、 複数の個人レコードを一定のタイミングで照合し、 統合個人(Unified Individual)を生成・更新します。

一方、リアルタイムID解決では、 流入したイベントや行動データを、 すでに存在する統合個人へその場で関連付けます。

🔵 リアルタイムID解決は、 統合個人を毎回リアルタイムで作り直す機能ではありません。
流入した行動データが、どの統合個人に属するかを 即時に判定するための仕組みです。

ご利用前の確認事項

リアルタイムID解決の利用には、 対応する追加ライセンスや契約が必要となる場合があります。

ご利用中のData 360エディションや契約内容によって 利用できる機能が異なるため、 詳細はSalesforceの営業担当者へご確認ください。

▸ Data 360のエディションとライセンス


通常のID解決との違い

通常のID解決とリアルタイムID解決では、 処理の対象と実行されるタイミングが異なります。

通常のID解決

個人レコードを統合する

複数のデータソースに存在する個人レコードを照合し、 同一人物のデータとしてまとめます。

主にスケジュールや手動操作によって実行され、 統合個人の生成や更新を行います。

リアルタイムID解決

行動データの対象者を判定する

Web閲覧やアプリ操作などのイベントが流入した際に、 どの統合個人に属するデータかを即時に判定します。

行動が発生したタイミングに近い形で、 パーソナライズや判定処理へ利用できます。

通常のID解決とリアルタイムID解決は、置き換え関係ではありません。
通常のID解決で統合個人を生成・更新し、 リアルタイムID解決で流入したイベントを統合個人へ関連付けます。

リアルタイムID解決の流れ

1

行動が発生する

顧客がWebサイトを閲覧したり、 アプリ上で商品を確認したりします。

2

顧客を判定する

流入したイベントの識別情報をもとに、 どの統合個人に関する行動かを判定します。

3

施策へ活用する

判定結果を利用し、 レコメンドやパーソナライズなどを実行します。

Webサイトやアプリの行動データを統合個人へ即時に関連付けるリアルタイムID解決の流れ

リアルタイムID解決でできること

リアルタイムID解決を利用すると、 顧客がWebサイトやアプリで行動したタイミングに近い形で、 顧客を認識し、施策へ反映できます。

主な活用例

  • Webサイトの訪問者が既存顧客かどうかを判定する
  • 閲覧した商品に応じて、その場でおすすめを表示する
  • アプリ内の行動に応じて、表示するコンテンツを変更する
  • 直前の行動を利用して、次に表示するオファーを判断する
  • 匿名状態から既知顧客へ切り替わった際に、行動を顧客へ関連付ける
🌟 顧客の行動が発生したタイミングで対象者を判定できるため、 その瞬間の興味や行動に合わせた体験 を提供しやすくなります。

リアルタイムで更新されるもの

リアルタイムID解決で即時に処理されるのは、 主にWeb閲覧やアプリ操作などの イベント・行動データ です。

流入した行動データに含まれる識別情報を使用して、 そのデータがどの統合個人に属するのかを判定します。

リアルタイム処理の対象となるイメージ

  • Webページの閲覧
  • 商品のクリック
  • アプリ内での操作
  • フォームの送信
  • カートへの商品追加
  • その他のイベントデータ

リアルタイムで更新されないもの

リアルタイムID解決を有効にしていても、 氏名、住所、会社名などの顧客属性や、 統合個人そのものが、 すべて即時に更新されるわけではありません。

複数の個人レコードを照合し、 統合個人を生成・再構築する処理は、 通常のID解決によって行われます。

顧客プロファイルの更新と、イベントの関連付けは別の処理です。
氏名やメールアドレスなどの個人データを更新した場合は、 通常のID解決が実行されるまで、 統合個人の構成や代表値に反映されないことがあります。

匿名訪問者と既知顧客

Webサイトを訪問した時点では、 その訪問者が誰であるか分からない場合があります。

その後、ログインやフォーム送信などによって、 メールアドレスや顧客IDなどの識別情報が取得できると、 行動データを既知の顧客へ関連付けられる場合があります。

例:匿名訪問から既知顧客になるまで

  1. 匿名の訪問者が商品ページを閲覧する
  2. 訪問者がログインまたはフォームを送信する
  3. メールアドレスや顧客IDなどの識別情報が取得される
  4. 該当する統合個人が判定される
  5. 行動データが顧客の情報として関連付けられる
実際に匿名行動を既知顧客へ関連付けられるかどうかは、 Webトラッキングの設定、識別子の設計、 同意取得の状況などによって異なります。

利用時の確認ポイント

設定前に確認すること

  • 利用に必要なData 360のライセンスや契約があるか
  • 通常のID解決ルールセットが適切に設定されているか
  • 統合個人が正常に生成されているか
  • イベントデータに必要な識別情報が含まれているか
  • Webサイトやアプリからイベントが正しく送信されているか
  • 顧客の同意情報を適切に取得・管理しているか
  • リアルタイムで実行したい施策が明確になっているか

リアルタイムID解決を導入する際は、 機能を有効にするだけではなく、 どの識別情報で顧客を判定し、 判定後にどの施策を実行するかを設計することが重要です。

✅ リアルタイムID解決とは、 流入したイベントや行動データがどの統合個人に属するかを即時に判定し、 リアルタイムに近い顧客体験へ活用するための仕組みです。