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Data 360 計算済みインサイト(CI)とは
🍀 Data 360 計算済みインサイト(CI)とは
計算済みインサイトとは、 Data 360に取り込まれたデータを集計し、 顧客の行動や状態を表す指標として保存する仕組み です。
例えば、購入金額の合計、メールの開封回数、 最終購入日、特定の条件に該当するかどうかなどを、 あらかじめ計算して保持できます。
英語では Calculated Insight と呼ばれ、 一般的に CI と略されます。
どのような値を計算できるのか
計算済みインサイトでは、 DMOに格納されているデータをもとに、 用途に応じたさまざまな指標を作成できます。
合計
購入金額の合計や、 商談金額の合計などを計算します。
回数
購入回数やメール開封回数、 Web訪問回数などを計算します。
最終日時
最終購入日や最終アクセス日などを算出します。
フラグ・スコア
優良顧客フラグや、 独自の顧客スコアなどを作成します。
計算済みインサイトの例
元となる購入データ
5,000円 + 8,000円 + 12,000円
計算済みインサイト
累計購入金額:25,000円
個別に存在する購入データを顧客単位で集計し、 「累計購入金額」という1つの指標として保存できます。
元データと計算済みインサイトの違い
DMOの元データ
購入、メール開封、Webアクセスなどのデータが、 1件ずつ保存されています。
- 注文1件ごとの購入金額
- メール1通ごとの開封履歴
- Webイベント1件ごとの行動
計算済みインサイト
複数の元データを集計し、 顧客や任意の単位ごとの指標として保存します。
- 累計購入金額
- 過去30日間のメール開封回数
- 最終Webアクセス日時
DMOに存在するデータを集計し、 新しい指標として利用できる状態にします。
計算済みインサイトが便利な理由
計算済みインサイトがない場合、 セグメントや分析を行うたびに、 複数のデータを集計する必要があります。
あらかじめ必要な指標を計算して保存しておくことで、 同じ集計を繰り返さずに活用できます。
主なメリット
- 顧客単位の集計値をセグメント条件に利用できる
- 複数の明細データを分かりやすい指標にまとめられる
- 分析やレポートで指標を再利用できる
- キャンペーンや有効化の条件に活用できる
- 顧客ごとの値をパーソナライズに利用できる
- 独自のスコアや判定フラグを作成できる
計算済みインサイトが作成される流れ
元データを用意
計算に使用するデータが、 DMOへ反映されます。
計算内容を定義
集計対象や計算方法、 集計単位を設定します。
計算を実行
定義した内容に基づいて、 指標を算出します。
結果を活用
セグメント、分析、 パーソナライズなどで利用します。
計算済みインサイトの結果は、 計算済みインサイトオブジェクト(CIO)として保存されます。
データエクスプローラから、 計算済みインサイトの結果を確認できる場合があります。
計算済みインサイトは自分で作成するもの?
計算済みインサイトは、 基本的には企業ごとの目的に合わせて作成します。
必要な指標は、 企業のビジネスやマーケティング施策によって異なるためです。
作成前に決めること
- 何を指標として確認したいか
- どのDMOのデータを使用するか
- 合計、回数、平均、最大値など、どのように計算するか
- どの期間のデータを対象にするか
- 顧客、商品、店舗など、どの単位で集計するか
- 作成した値をどこで利用するか
計算済みインサイトは、 SQLを使用して作成する方法のほか、 利用可能な環境では計算済みインサイトビルダーを使って 定義する方法もあります。
⚠️ 作成前に元データを確認します
計算済みインサイトは、 DMOに反映されているデータを使用して計算します。
元データや項目マッピングに問題がある場合、 計算結果も想定と異なる可能性があります。
- 必要なDMOが存在しているか
- 計算に使う項目へ正しい値が入っているか
- DMO同士のリレーションが設定されているか
- 日付や数値のデータ型が正しいか
Marketing Cloud Nextで用意される計算済みインサイト
Marketing Cloud Nextの初期設定や、 導入されたデータキット・機能によっては、 特定の用途で使用する計算済みインサイトが あらかじめ作成される場合があります。
例えば、環境によっては PC96という名称が付いたマーケティングスコア関連の 計算済みインサイトが作成されます。
PC96系の計算済みインサイトの例
- マーケティングエンゲージメントスコア 顧客のマーケティング活動への反応を表すスコア
- マーケティング適合スコア 顧客が設定された条件にどの程度適合するかを表すスコア
- 全体マーケティングスコア 複数の観点を組み合わせた総合的なマーケティングスコア
計算済みインサイトの活用例
セグメント条件として利用する例
- 累計購入金額が100,000円以上の顧客
- 過去30日間にメールを3回以上開封した顧客
- 最終購入日から90日以上経過した顧客
- Webサイトを5回以上訪問した顧客
- マーケティングスコアが一定以上の顧客
パーソナライズに利用する例
- 累計購入金額に応じてメールの内容を変更する
- 購入回数に応じて会員ランクを表示する
- 最終購入日に応じて再購入を促す
- 顧客スコアに応じて案内する商品を変更する
確認するときのポイント
確認のチェックリスト
- 計算済みインサイトのステータスが正常か
- 計算に使用しているDMOと項目が正しいか
- 集計単位が想定どおりか
- 対象期間の条件が正しいか
- 計算結果がCIOへ保存されているか
- 最終実行日時が更新されているか
- セグメントなどで対象の指標を選択できるか
⚠️ 元データの更新と同時に反映されるとは限りません
DMOのデータが更新されても、 計算済みインサイトの値が その場で即時に再計算されるとは限りません。
値が想定どおりに更新されていない場合は、 計算済みインサイトの実行状況や 最終実行日時も確認してください。

