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Data 360 計算済みインサイト PC96系スコアとは
🍀 Data 360 計算済みインサイト PC96系スコアとは
Marketing Cloud Nextの初期設定やスコアリング機能の設定後に、 Data 360の計算済みインサイトを確認すると、 名称に 「PC96」 が含まれるスコアが作成されている場合があります。
本記事では、次の3つの計算済みインサイトを 「PC96系スコア」 と呼び、それぞれの役割や違いをご紹介します。
- マーケティング適合スコア PC96
- マーケティングエンゲージメントスコア PC96
- 全体マーケティングスコア PC96
3つのスコアの違い
マーケティング適合スコア
顧客が、 自社のターゲット条件にどの程度当てはまっているかを評価します。
「狙うべき相手か」 を判断するスコアです。
マーケティングエンゲージメントスコア
顧客がマーケティング施策に対して、 どの程度反応しているかを評価します。
「関心が高まっているか」 を判断するスコアです。
全体マーケティングスコア
適合度とエンゲージメントを組み合わせて、 顧客を総合的に評価します。
「優先してアプローチすべきか」 を判断するスコアです。
マーケティング適合スコア PC96
マーケティング適合スコアは、 顧客が自社の理想的なターゲット像に、 どの程度当てはまっているか を評価するためのスコアです。
英語では Marketing Fit Score と呼ばれます。
このスコアで確認すること
この顧客は、そもそも自社が狙うべき相手か?
企業ごとに設定されたスコアリングルールに基づいて、 顧客の属性や状態などを評価します。
例えば、次のような条件をルールとして利用できます。
- 役職や部署
- 業種
- 企業規模
- 地域
- 顧客種別
- 特定の商品やサービスの対象条件
マーケティング施策への反応が少ない顧客でも、 自社のターゲット条件に強く合致していれば、 適合スコアが高くなる場合があります。
マーケティング適合スコアの例
自社の主なターゲットが 「従業員数500名以上のIT企業に所属するマーケティング責任者」 だとします。
この条件に当てはまる顧客は、 メールの開封やWebサイトへの訪問がまだ少なくても、 適合スコアが高くなる可能性があります。
マーケティングエンゲージメントスコア PC96
マーケティングエンゲージメントスコアは、 顧客がマーケティング施策に対して、 どの程度反応・行動しているか を評価するためのスコアです。
英語では Marketing Engagement Score と呼ばれます。
このスコアで確認すること
この顧客は、今どの程度関心を示しているか?
企業ごとに設定されたエンゲージメントルールに基づいて、 顧客の行動を評価します。
例えば、次のような行動をスコアリングルールに利用できます。
- メールの開封
- メール内リンクのクリック
- Webサイトへの訪問
- 特定ページの閲覧
- フォームの送信
- キャンペーンへの反応
顧客の行動に応じて変化しやすく、 最近関心が高まっている顧客を見つける際に役立ちます。
マーケティングエンゲージメントスコアの例
顧客が短期間に複数回Webサイトを訪問し、 メール内のリンクをクリックして、 資料請求フォームを送信したとします。
このような行動がスコアリングルールに設定されている場合、 エンゲージメントスコアが高くなる可能性があります。
全体マーケティングスコア PC96
全体マーケティングスコアは、 マーケティング適合スコアと マーケティングエンゲージメントスコアを組み合わせた、 総合的な評価スコア です。
英語では Overall Marketing Score と呼ばれます。
このスコアで確認すること
この顧客には、どの程度優先してアプローチすべきか?
次の2つの観点を組み合わせて顧客を評価します。
- ターゲットとしてどの程度適しているか
- 現在どの程度関心を示しているか
適合スコアとエンゲージメントスコアを 全体マーケティングスコアへどのように反映するかは、 スコアリングモデルの設定によって異なります。
全体マーケティングスコアの例
自社のターゲット条件に強く合致し、 さらに直近でメールクリックや資料請求を行っている顧客は、 全体マーケティングスコアが高くなる可能性があります。
このような顧客は、 営業やマーケティングが優先してフォローする候補として 判断しやすくなります。
3つのスコアを簡単に比較
マーケティング適合スコア
顧客の属性や状態をもとに、 ターゲットとしての適性を評価します。
マーケティングエンゲージメントスコア
顧客の行動をもとに、 マーケティング施策への反応を評価します。
全体マーケティングスコア
適合度と関心度を組み合わせて、 アプローチの優先度を評価します。
スコアが作成・更新される流れ
データを取り込む
顧客属性や行動データを Data 360へ取り込みます。
ルールを設定する
適合条件や行動ごとの スコアリングルールを設定します。
スコアを計算する
設定されたルールに基づいて、 各スコアが算出されます。
施策に活用する
セグメントや営業フォローなどで スコアを活用します。
PC96とは
計算済みインサイトの名称に含まれる PC96 は、マーケティングスコアの点数を表すものではありません。
例えば、 「マーケティング適合スコア PC96」という名称であっても、 スコアが96点に固定されているという意味ではありません。
⚠️ PC96をスコア値として読み取らないようにします
PC96は、組織内で作成された計算済みインサイトの名称に 含まれている識別用の文字列です。
実際のスコア値は、 計算済みインサイトの結果項目や、 Salesforceのリード・取引先責任者などに表示される スコア項目から確認します。
PC96という名称だけから、 スコアの計算式や評価基準を判断することはできません。
スコアの活用例
マーケティングでの活用
- スコアが高い顧客をセグメントとして抽出する
- 顧客の関心度に応じてメール内容を変更する
- 適合度が高い顧客へ重点的にキャンペーンを実施する
- スコアの変化をもとにフォロー施策を実施する
営業での活用
- 全体マーケティングスコアが高い顧客を優先する
- エンゲージメントが急上昇した顧客へ連絡する
- 適合度と関心度を見ながらアプローチ方法を変える
- リードや取引先責任者の優先順位を判断する
スコアを確認するときの注意点
確認のチェックリスト
- スコアリングモデルが作成されているか
- スコアリングルールが公開されているか
- 対象の統合個人がスコアリング対象になっているか
- 適合ルールに必要な属性データが存在するか
- エンゲージメントルールに必要な行動データが存在するか
- 計算済みインサイトの処理が正常に完了しているか
- 最終実行日時が更新されているか
- スコアを表示するコンポーネントが配置されているか
⚠️ スコアが表示されない場合
スコアが表示されない、または更新されない場合は、 スコアの画面だけでなく、 元となるデータから順番に確認します。
- 必要なデータがData 360へ取り込まれているか
- DLOからDMOへの項目マッピングが正しいか
- ID解決が正常に完了しているか
- スコアリングモデルとルールが公開されているか
- 計算済みインサイトの処理が完了しているか

