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Data 360 Individual ID の調整ルールについて

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🍀 Data 360 Individual IDの調整ルールについて

Data 360のID解決では、 一致ルールによって複数の個人レコードが同一人物であるかを判定し、 一つの統合個人へまとめます。

同一人物と判定されたレコードに異なる値が登録されている場合は、 調整ルールによって、 統合個人で使用する代表値が決定されます。

🔵 Individual IDの調整ルールでは、 複数のデータソースに存在するIndividual IDのうち、 どのソースの値を代表値として採用するかを設定します。

Individual IDについては、 「ソースの優先度(Source Priority)」 を使用して、 信頼するデータソースを明確にする方法が適しています。


Individual IDとは

Individual IDは、 各データソースからData 360へ取り込まれた Individualレコードを識別するためのID です。

例えば、同じ人物のデータがSalesforce、Web会員システム、 外部データベースに存在する場合、 各データソースにはそれぞれ異なるIndividual IDが存在します。

元データ

Individual ID

各データソースから取り込まれた Individualレコードを識別するIDです。

同じ人物であっても、 データソースごとに異なる値を持つ場合があります。

ID解決後

Unified Individual ID

ID解決によって同一人物と判定された 複数のIndividualレコードをまとめる、 統合個人側のIDです。

Individual IDとは役割が異なります。

Individual IDとUnified Individual IDは別のIDです。
Individual IDは各ソースのIndividualレコードを識別し、 Unified Individual IDはID解決後に生成された統合個人を識別します。
各データソースのIndividual IDとUnified Individual IDの違い

複数のIndividual IDが存在する理由

同じ人物の情報を複数のシステムで管理している場合、 各システムではそれぞれ独自のIDが付与されます。

同一人物に存在するIndividual IDの例

Salesforce

IND-SF-00125

Web会員システム

MEMBER-80931

外部データベース

EXT-56204

ID解決によってこれらが同一人物と判定されると、 一つの統合個人へ関連付けられます。

複数のデータソースに存在する異なるIndividual IDが一つの統合個人にまとめられる例

このとき、 統合個人に関連付けられたIndividualレコードには、 複数のIndividual IDが存在します。

調整ルールでは、 これらの値の中から、 統合個人の代表値として使用するIndividual IDを決定します。


なぜソースの優先度を使用するのか

Individual IDに「最新更新」を設定すると、 最後に更新されたレコードのIndividual IDが 代表値として採用される可能性があります。

しかし、最後に更新されたデータソースが、 必ずしも顧客管理上で最も信頼できるソースとは限りません。

更新日時を基準

最新更新

最終更新日時が最も新しいレコードの Individual IDを採用します。

データ更新の順番によって、 代表値となるIDが変わる可能性があります。

出現回数を基準

最も頻繁

最も多く出現する値を代表値として採用します。

Individual IDは通常、 ソースごとに異なる値となるため、 判断基準として適さない場合があります。

🌟 Individual IDでは、 どのシステムのIDを基準に顧客を識別したいか を明確にしたうえで、 ソースの優先度を設定することが重要です。

ソースの優先順位の考え方

ソースの優先度を設定する際は、 自社でどのシステムを顧客情報の基準としているかを確認します。

優先順位を決めるときの確認ポイント

  • 顧客情報のマスターとして利用しているシステムはどれか
  • 永続的に使用できる顧客IDを持っているか
  • IDが重複したり再利用されたりしないか
  • 削除や再作成によってIDが変わらないか
  • 後続システムで参照しやすいIDか
  • トラブルシュート時に元レコードを追跡しやすいか
  • データ品質や運用ルールが安定しているか

優先順位の設定例

  1. Salesforceの取引先責任者
  2. Salesforceのリード
  3. Web会員システム
  4. 外部データベース

この例では、 Salesforceの取引先責任者に由来するIndividual IDを 最も優先して採用します。

優先順位は、環境やデータ設計によって異なります。
Salesforceを常に最優先にする必要があるわけではなく、 自社のマスターシステムに合わせて設定してください。

Individual IDの調整ルールを設定する

ID解決ルールセットの調整ルール画面で、 Individualの Individual ID 項目を確認します。

調整方法として 「ソースの優先度」 を選択し、 データソースの優先順位を設定します。

Individual IDの調整方法としてソースの優先度を選択する Individual IDで使用するデータソースの優先順位を設定する

⚠️ 設定時の注意

ソースの優先順位を変更すると、 統合個人で代表値として採用されるIndividual IDが 変更される場合があります。

既存のセグメント、データグラフ、分析、 外部連携などでIndividual IDを参照している場合は、 影響を確認してから変更してください。


設定後に確認すること

調整ルールを保存した後は、 ID解決ルールセットを実行し、 統合結果を確認します。

実行後の確認ポイント

  • ID解決ジョブが正常に完了しているか
  • 優先したデータソースのIndividual IDが採用されているか
  • 想定外のソースのIDが代表値になっていないか
  • 統合個人と元レコードの関連付けを確認できるか
  • セグメントやデータグラフの結果に影響がないか
  • 外部連携で使用しているIDとの不整合がないか
調整ルールによって代表値となるIndividual IDが変わっても、 各データソースから取り込まれた元のIndividualレコードやIDが 削除・上書きされるわけではありません。
✅ Individual IDでは、 信頼するデータソースを明確にしたうえで 「ソースの優先度」を設定し、 想定したIDが代表値として採用されていることを確認します。